2008年06月11日

BRM607埼玉600km

SRは、今年はじめてブルベの存在を知って、挑戦しはじめた時からの目標でした。
ブルベは200、300、400、600と一年のうちに全て完走するとSRの称号が与えられます。
僕はこのSRを取得したいと思ったわけです。
僕は自転車で遠くに行きたい人なのです。
このSRのことは「遠くに行ける人認定」みたいな捉え方を僕はしてるのですが、その認定を得ることで、ヘタレな僕も自分が遠くに行ける人だと自信を持つことに繋がるのではないか。
そんな気持ちで、SRを目指したのでした。
今回のエントリはSR取得のための最後の関門である600キロの挑戦の記録です。

●スタート〜PC1
resize0543.jpg
6月7日、朝7時に神根運動場をスタート。
自分のコンディションは万全ではなく、ちょい悪い感じです。
この日の前の前の日は、古い友達と日本酒を痛飲し、その友達の家に泊まり。
前の日は、上級エアロビクスのレッスンで下半身と腹筋を酷使し、そのあと終電まで飲み。
睡眠は4時間半、脚と腹筋は疲労中。
アルコールもおそらく分解中(笑)。
そんなコンディションでのスタートです。
「600はつらいだろうけど、なんとかなるんじゃねーの?」っていう楽観主義です。
前日もしくは前々日のイベントのどれかをキャンセルすればよかったんだろうけど、欲張りなので、全部やりたかったのです。

で、スタートです。
とりあえず埼玉ブルベ定番の道を、tictacさん、batchanさんらの居るトレインに乗って進みます。
しかし、このトレイン速すぎ。
「あのー、スプリントじゃないのよ? 600キロ走るんすけど…」
とツッコミ入れたいくらい速い。
75キロ地点で、たまらずトレインを降り、自販機前で休憩。
序盤はトレインに乗ったまま距離を稼いでおきたいと思っていたのですが、
ボトルの水も切れたし、このまま付いて行ったら絶対もたないと判断しました。
天気は晴れで、気温も上がってきてる。
頑張りすぎると熱でやられて進めなくなる。
糖分の入ったドリンクを飲み、ボトルに水を補給。
少し休憩して、また走り出します。

でも、すでに熱でやられてたみたい(笑)。
桜川市でオレンジジュースを買うためにコンビニで止まり、笠間市で同じくオレンジジュースとアイス(パピコ)を買うためにコンビニで止まってる。
でも、「進まなきゃ」という気持ちだけはあって、パピコを口にくわえながら漕いでた記憶があるわ…。
もう既にヘロヘロだったんだな…。

そう、このエントリは思い出しながら書いてるので、勘違いあるかもしれないです。
もし間違ってるところを見つけたら指摘よろしくです^^;

そんなこんなで単独でキューシートを見ながら、ビーフラインに入ります。
路面も良いし、景色も和むんですけどね。
アップダウンがやんなっちゃいます。
坂を下るたびに「また登りたくねえな」と思いながら進みます。
そんなこんなでヘロヘロ状態でPC1へ到着です。


●PC1〜PC2
PC1には、13時半頃到着。
セブンイレブン茨城大宮八田店。
スタートから138.4キロ地点です。
ほどなくbatchanさんがやってきた。
batchanさんは50キロ地点のコンビニで、トレインを離脱したはず。
メシを食ってから走ってきたとのこと。
batchanさん速いっす…。
僕はここで、シーフードヌードル(ビッグ)と梅おにぎり、野菜ジュースを補給。
「弁当? いや弁当は重すぎるわ…」なんて考えながらのチョイスでした。
なんだか胃腸の調子が芳しくないです。
いつもと違います。
たぶん疲れと、気温のせいですかね。

batchanさんがスタートするというので、ご一緒させてもらうことに。
僕はヘロヘロだったんで、ほとんど引いてもらってました。
16時40分頃、高萩市のセブンイレブンで休憩&補給。
オレンジジュースを飲み、エクレアを食べました。

北茨城に入り、ちょっとした山間部な感じの道になりました。
疲れた身体に、だんだんとダメージが乗っていきます。

batchanさんと「このへんかみさんの実家なんですよー」なんて会話はしたな。

●PC2〜PC3
PC2のセブンイレブン勿来工業高校前店には、18時20分頃到着。
217.3キロ地点。
身体にエネルギーが足りないとわかっているんだけれども、食欲がないというような状態。
頑張って食ったよ、豚焼き肉弁当、1029kcal。
時間にして20分強は休憩したかな。
resize0542.jpg

batchanさんと一緒にPC2を出発です。
あたりが暗くなってきました。
19時40分、ここを逃すと40キロ以上コンビニがないとされるコンビニで休憩(実はそのあとにコンビニは何軒かあった)。
コインランドリー隣の「モンペリ」という店。
トイレを借りて、トマトジュースと牛乳を補給。

ここからしばらくダラダラとした登りです。
雨も降ってきました。
暗闇の中、川に沿って進むのですが、とにかく辛かったです。
この川に沿って線路もあって何度も踏切を越えるのですが、同じことの繰り返しのようでつまらないし、疲れた身体にはちょっとした傾斜でも苦しい。
ハァハァいいながら、また、休憩しながら、batchanさんと二人で、なんとか進んでいきます。
batchanさんの疲れもピークに達して、体調に異常をきたしてきた様子です。
僕のほうも、眠いし、あと300キロもあるのかよと思うと絶望感に襲われます。

それでもなんとか耐え、2人でPC3に辿り着いたのでした。

●PC3〜PC4
PC3はセブンイレブン福島小野町店。
279.6キロの地点。
23時10分頃到着。

なんだか食欲がないです。
でも食べなきゃなんない。
採ったのは、コーンスープとたこ焼き、暖かいお茶です。
雨の夜ですから、身体も冷えてきてます。

確かここで、おいちゃんさんとtakaさんが居て一緒に休んだような。
おいちゃんさんとtakaさんは先に出発。
僕とbatchanさんは、遅れて出発です。
疲れた身体を引きずって、真っ暗な雨の山道を、ゆっくりとときには押しながら、登っていきます。
このへんで、僕はヘルメットにつけたライトが電池切れ。
キューシートやサイコンが見られなくなってしまいました。
batchanさんは、ここで体力の限界がきてしまいリタイヤを決断します。
残念ですけど、これも勇気ですよね。
幸いに町からここまではずっと登りでした。
下っていけば町に着きます。
無念のbatchanさんと別れます。

ここからは一人旅です。
暗闇の中を一人で自転車を漕いでいると心細くなります。
途中何度も、民家の飼い犬に吠えられ、そのたびにドッキリしました。
歌を歌ったり、文句をブツブツと(ときには大声で)言ったりしながら、走りました。
疲れと眠さで頭がぼんやりし、あのときの自分はおかしな人だったと思います。
サイコンは見られないですが、あと一度突き当たりを曲がるだけでOK。
そんなこんなで、なんとかPC4に辿り着くことができました。

●PC4〜PC5
PC4には2時15分頃到着。
ローソン富岡上手岡店。
320.2キロ地点。
ここにはスタッフの方が居て、ライダーが仮眠できるように、シートを引いてくださってました。
おいちゃんさんとtakaさんが仮眠してました。
僕はとりあえず腹が減ったので、カップヌードルビッグを食べます。
スタッフの方と一緒に来ていた犬になつかれて、なごんだりしました。
食べ終わって、ここで仮眠しようかどうか迷いましたが、おいちゃんさん、takaさんが出発しそうだったので、ご一緒させてもらうことにしました。
今寝たらずっと寝てしまいそうだし、誰かと一緒に走れると少し安心です。
ヘルメットのライトも切れたままだしね。

というわけで一緒に出発し、takaさんの後ろにつかせてもらいます。
このへんもまだアップダウンがキビシイです。
なんと、ここでミスコース。
なんとか元の道に戻ってPC5を目指します。
明るくなってきました。

●PC5〜PC6
PC5のセブンイレブンいわき久之浜店には5時50分頃到着。
352.2キロ地点。
僕は、眠さがピークに達していて、レジで「コクのあるチーズケーキ」だけ買って、
レスキューシートにくるまって寝ました。
寝ながらおいちゃんさんが出発していくのがわかりましたが、身体が動きませんでした。
再び目を開けたら、15分ほど寝たようでした。
takaさんが出発の準備をしていたので、一緒に出発することに。
ここにも車でスタッフの方が来てくれていて、「ここからは平地だし、こぎ続ければ大丈夫だから」と励まされました。
さて出発してちょっとの間は、僕がtakaさんを引いていましたが、すぐにバテて先頭を替わってもらうことに。
申し訳ない、結局それからもずっと引いてもらいました。
途中、おいちゃんさんに追いついて、また3人で走ります。
しばらく行くと往路で通った道に出ます。
ちょっと嬉しい瞬間でした。
これを逆に辿っていけば、ゴールに着くわけです。
ほどなくして(7時40分頃)、僕だけコンビニで離脱することにしました。
昨日の昼間から冷たいものを飲み過ぎたせいか、お腹が下ってしまったのでした。
勿来から北茨城の軽い山道はこれもまた、疲れた身体にはシンドイです。
「こんなんでビーフラインが越えられるのだろうか?」と不安な気持ちを抱えたまま、それでもペダルを回すしかないので、回し続けます。
確かこのあたりで、サイコンの電池が切れて使えなくなりましたが、複雑なキューではなかったので、なんとかキューシートを辿ってPC6に着きました。


●PC6〜PC7
PC6は422.9キロ地点のセブンイレブン高萩秋山店。
ここでおいちゃんさんとtakaさんに追いつきました。
おいちゃんさん、takaさん、と、もう一人の女性ライダーとで食事をしてる中に混ぜてもらいました(といっても疲れていたのであまり会話はしませんでしたが^^;)。
僕の補給は、カレー南蛮です。
あまり食欲もなかったのですが、胃に入れれば栄養になるだろう、と頑張って食べました。

僕はサイコンが使えなくなったので、またおいちゃんさんとtakaさんに連れていってもらうことにしました。
僕は眠くてクラクラしてます。
takaさんもペースが上がらずつらそうです。
ゴルフ場までの登りをダラダラ進みます。
寝不足と疲労で、体温調節がうまくいっておらず、ちょっとした下りでもすぐ寒気がしてきます。

ビーフラインに入る前のことです。
とにかく眠いので、僕だけ先まで行って少し寝て、後からきた2人に起こしてもらうということにしました。
寝始めたのは12時30分、ハッと目が覚めて時計を見ると13時。
30分も寝てしまったので「これは見つけられなかったのかも」と、焦ります。
ちょうどよくやってきたブルベライダーの方(ブルベ界で偉い人だったようです^^;)に、2人組は居なかったかと聞きますが見ていないとのこと。
また、次にやってきた今度は女性ライダー(年配の素敵な方でした)にも尋ねましたが、見なかったとのこと。
仲間とはぐれたこと、僕のサイコンが使えないことを伝え、ご一緒させてもらえないかと頼んでみました。
答えはOK。
この女性ライダー(今からIさんと呼びます)のおかげで助かりました。
往路でPC1だったセブンイレブンに立ち寄り、なんとかおいちゃんさんの携帯にメッセージを入れることができました(batchanさん、yoneさん、ありがとうございました)。
水を補給し、補給食として薄皮あんぱんとポカリを買い出発です。
この先もIさんに道を案内してもらいました。

Iさんは「登りは遅いですよ」なんておっしゃってましたが、そんなことは全くなく、ビーフラインを軽快に登っておられました。
僕はといえば、30分寝たことによって、体力がかなり回復したようです。
体温調節も出来るようになったし、悪かった胃腸の調子も良くなった気がします。
ビーフラインに咲く花をみて、Iさんとお話しながら登りました。
ちょっと楽しかったのです。
ほどなく、先に追い抜いたブルベライダーの方も吸収し3人で進むことに。
途中、後方から騒音をまき散らしながら走るバイクの集団が現れ、恐い思いをしましたがおおむね気分良く走れましたよ。
ビーフラインの終点には、車で来てくれたスタッフが居て、励ましてくれました。
不安だったビーフラインを何とかクリアしたことで、ここで先が見えてきたような気がします。
そんな風に走って、Iさんたちと一緒にPC7に着いたのでした。
Iさんに、本当にありがとうございましたとお礼を言いました。
本当に助かりました。
このブログは見てないと思うけれど、ありがとうございました!

●PC7〜ゴール
PC7は509.1キロ地点のミニストップ岩瀬羽黒駅入口店です。
PC7に着いたら、おいちゃんさんとtakaさんの姿が見えました!
おいちゃんさん、takaさんには心配かけて申し訳なかったです。
すみません。
takaさんは先に出発します。
僕はまた、おいちゃんさんに連れていってもらうことにしました。
スタッフの方には、また「ゴールで待ってますよ」と励ましの言葉をもらいました。
あと100キロ、ほとんど平地。
あとは事故を起こさず、慎重に行けばゴール出来るはずです。

おいちゃんさんに道案内してもらい、たまに僕が引き、ほとんど引いてもらい(だめじゃん、俺)進んでいきます。
日が暮れるまでに、わかりにくい箇所をクリアしてしまいたいので、それなりに急ぎます。
筑波山が見えてきたとき「帰ってきたんだなー」って感覚になりましたが、これってちょっとおかしいよな、とも思いましたw
途中で、takaさんに追いついて吸収します。

あと50キロあたりからでしょうか、尻がとにかく痛くなってきました。
尻の皮がすり切れてきたようです。
立ちこぎを多めに入れて、なんとかしのぎます。

18時20分頃、セブンイレブン水海道大生郷店で休憩&補給です。
ペペロンチーノとコーヒー牛乳を飲みます。
ここにきて今さら、体力は回復基調です。
いつものように腹が減って腹が減ってしかたないモードになってきました。

やがて日が暮れて、いつものブルベの道をコツコツと進みます。
利根川を渡る芽吹大橋で、2人のライダーが立ち止まってました。
一人の女性のブルベライダーがチェーンが切れて困っている模様。
PC6でご一緒した女性ライダーでした。
工具とピンを持っていたおいちゃんさんが応急処置。
おいちゃんさん、かっこよかったっす。
ここまできてチェーントラブルでリタイヤって、悲しすぎますもんね。
彼らと5人で、慎重にゆっくりと利根川土手を進みます。
チェーンは大丈夫そうで、よかったです。

ここまでこればゴールは間近。
おいちゃんさん、takaさんと一緒に走り、21時55分にゴール!
ヘロヘロになりながら最終チェックを受けて、完走です。
長かったけれど、辛かったけど、完走出来てよかったー。
念願のSR獲得です!

ホント辛かったけど、今回はいろんなドラマがありました。
ブルベの醍醐味をいろいろ体験出来たように思います。
制限時間にたどり着けるか不安になる気持ち。
眠気と戦いながら真っ暗な山道を一人走ること。
ライトやサイコンのの電池切れトラブル。
仲間に助けてもらうこと、また助けること。
胃が食べ物を受け付けない感覚や、体温調節が出来ない感覚。
いろんなことが自分の身体でわかった気がします。
これからは誰かのブログのブルベレポートも「そうなんだよなー」と共感しながら読めるように思います。

また今回は、たくさんの人に支えられたブルベでした。
一緒に走ってくれた、おいちゃんさん、takaさん。
batchanさんは途中までで残念だったけど……。
それから、ピンチを救ってくれたIさん。
みなさん、ありがとうございました。
それから埼玉のスタッフのみなさんには本当に励まされました。
楽しいブルベを提供していただき、ありがとうございました。

しかし、俺、またふたたび、600って走るかなあ?
いや嬉しかったんだけど、ホント過酷よ?^^;
posted by とし at 20:32| Comment(5) | TrackBack(1) | 自転車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
みんなで助け合いながら走ったブルベだったと思います。いろいろ思い出がほんとにつまって・・・。

いるはずなんですが、眠くてだいぶ忘れてしまいました(笑)。

それにしてももうゴールみたいなところでチェーン切れなんて有るんですねぇ。
Sさんゴールしたみたいでよかったです。
Posted by おいちゃん at 2008年06月11日 22:45
としくんでも食べ物を受け付けなくなるときがあるということが。。。600kmは過酷だなぁ。
記憶に残るライドでしたね。素直に尊敬っす。

私が同じコースなら一週間かかる(笑

Posted by テツ at 2008年06月12日 13:47
600完走おめでとう御座います!
やりましたねSR
羨ましいッス!

全ての条件を克服しないと完走なんて出来ない。
読んでいてあらためて600の過酷さを思い知らされました。

としさんならまた走ってると思いますよ(^^
お疲れ様です。
Posted by モリ at 2008年06月12日 16:47
お疲れ様でした、takaです。

いつもほとんど1人で走っていて初めて同志と走りましたが、良かったです!
今までは長距離を走っていただけ、今回のが本当のブルベだと感じました。

PC6で食べていたカレー南蛮がすごく美味しそうだったのを覚えています(笑)
Posted by taka at 2008年06月12日 21:58
>おいちゃんさん
思い出がつまってるはずなんですが、あれだけ過酷だと忘れちゃいますね(笑)。
みんな、ゴール出来たみたいで、よかった^^

>テツさん
胃腸は強いはずだったんですが。
燃費悪いだけにつらいです(笑)

>モリさん
ありがとうございます。
600は長すぎっす。
走ってるときは「もうヤダ」って思ってたんですけどね(笑)。

>takaさん
お疲れ様でした!
takaさんには助けられました。
おかげで惰弱な僕が完走できました。
うどんが食いたいと思ってたらカレー南蛮しかなかったという(笑)。
Posted by とし at 2008年06月15日 10:51
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